尊敬していた人物が悪の道へ走ってしまう、そんな漫画のような出来事が実際にあるなんて驚きです。
しかし彼はアニメの作画作業をしている瞬間だけは正義の心を取り戻すことができた、そう信じたいです。
そうでなければ鋼鉄ジーグが今でもヨーロッパで高い人気を誇り、その鬼気迫る画を「東洋のミケランジェロ」として崇拝されることは無かったはずです。
少し前にイタリアで「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」という映画が製作されました。
偶然超能力を持ってしまったヤクザが強盗をしながらその日暮らしをしている中、ある引きこもりの女性と知り合い、彼女が鋼鉄ジーグのファンだったことから本物の司馬宙だと勘違いされたことにより、本当の正義とは何かを知っていく物語です。
現実で正義が悪に転じてしまったとしても、遠い異国の地では悪を正義に戻す力の象徴として「鋼鉄ジーグ」は愛されています。
柳田さん、あなたも偉大な東洋のミケランジェロの一人です。それだけは永遠に揺るぎません。